
以前から、ゆきひかり米粉ではできませんか?という問い合わせを多く頂いておりました。
ゆきひかりは、コシヒカリなどと比べて低タンパクで、米アレルギーがある場合に利用することの多い品種です。
お米アレルギーがあると食べられるお米を探すのは大変です。
品種のみならず、産地、精米具合、農薬の有無、・・・etc.
アレルギー用の真空パックのお米も数種ありますが、それも合う合わないありますし、またこれなら大丈夫!というものがあっても、同じ物ばかり食べていたらそれにアレルギーが出るようになっちゃうかも・・・という心配も出てきます。
私も長男の米アレルギーがあった頃は、完全無農薬のササニシキ、ケアライス、雑穀、芋類、などで主食を回転させていました。
で、ゆきひかりですが、私の息子はイマイチ合わなかったのでその米粉も使ったことがありませんでした。
お米アレルギーがあってもゆきひかりなら食べられる!という方もたくさんいらっしゃると思います。そういう方にもふっくらパンが食べてもらえたらこんなうれしいことはない!と思い、ようやく先日購入し試作しています。
・・・・が。
非常に苦戦しています。
粉の感じ、材料を混ぜている時の生地の感じ。ほぼ一般的な上新粉と同じ気がします。
つまり、製菓用米粉と比べると粒子が粗く、生地をなめてみてもざらっとした食感があります。
できあがりも、ほぼ上新粉と同じ。ねっとりです。
とろみ水製法でも同様の仕上がりでした。
(写真左が米粉オンリー、右がとろみ水製法)
炊飯時間を長くしたり、生っぽいので分量を減らしてみたりしましたが、なかなかふっくらできません。
生っぽさは、冷めてから密封してしばらくおいておくとちょっと改善され、スライスもしやすくなりますが、どうも、リブランのふんわり食感に慣れている身としては、納得できるものにならず・・・。
とりあえず、限界を見極めるためにも、もう少し試作してみます。
そして、現在試作中の米粉がもうひとつあります。
本をご購入頂いた方から、菅原商店さんのケーキ用米粉をお送り頂きました。
私も以前から気になっていた米粉だったので、非常にありがたく、また、これでなんとかできないか?とのお声になんとかお答えしたく、試作しています。
この米粉は産地もはっきりしていて、食の安全オーラがビシビシ感じます。これでできたら素敵

なんですが・・・。こちらも非常に苦戦しています。
粒子は結構細かそうです。ボールに入れるとき、フワフワ舞い上がります。
ところが、これがまた以上に吸水量が高いのです。
普通の水分量では粘土状の生地なので、多めに水分を入れると出来上がりは餅。ねっとねとです。
完全に冷ましても、包丁でうまく切れません。
ホームページを見たところ、製粉方法は胴搗製粉?
どうも、今後は米粉がどういう製粉機で作られているかを突き止めていく必要がありそうです。
菅原商店さんには、無農薬のササニシキ米粉もありますし、なんとかしたいのですが。なかなか難しそうです。
こちらも、限界点を見つけるべく、もう少しがんばろうと思います。
ただ、子供達はどちらのパンもいつもと同じようにモグモグ食べていました。どんな試作品でも消費してくれて、助かっております。
サクミさんには以前も別のサイトで相談にのって頂きました。ありがとうございます。
うちは菅原商店さんから米粉を購入しています。やはり水分量を増やしてみると出来上がりがお餅のようです。どうしてだろう・・・と思っていたところにサクミさんの試作の話を見ました!
菅原さんの米粉はとても気に入って使っているのでぜひフワフワのパンに仕上げたいです。
ぜひサクミさんのお力を貸してください。
よろしくお願いします。
菅原商店さん米粉、がんばってみました。が、やっぱりダメでした。
1kg分で4回試作してみたのですが・・・色んなタイプの餅になりました。
お力になれず、申し訳ありません〜。
後ほど、試作結果アップします。