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2011年04月29日

GOPAN「小麦ゼロコース」でふんわりパンを焼く!


話題のGOPANですけれども、我が家にお越しになって約1カ月が過ぎています。
電力不足のこともあり、ガンガン焼くのをためらわれておりました。
がしかし!! 夏が来る前に、確かめたいことがっっ!!!

そう、それは・・・・。


「ゴパンで、小麦ゼロのふんわりパンは焼けるのか!!??」

これにつきます。

そして、なんとなくやって以外にもすぐできてしまったのがこちら↓

110429_gopan.jpg

基本的なレシピはお米と上新粉で作るのですが、実はこれ、レシピの「上新粉」を「製菓用米粉」に置き換えただけです。
この写真は「マイベイクフラワー」使用のもの。

リ・ファリーヌ」でも同様に焼けました。
こちら↓

110429_gopan2.jpg

頭が白いのは小麦ゼロコースのチャームポイント?です。

注目ポイントは、高さが13cmある!!!
というところです。
上新粉で焼くと、がんばってだいたい10cmくらいでしょうか。
なんと13cmというのは、グルテン入りゴパンの高さと同じレベルでございます。

米粉替えただけなのに、びっくり!

上新粉でも充分ノングルテンパンとしては上出来レベルで最初驚いたのですが、さらにその上を行くこのふんわり感。
ゴパン恐るべし!!!

味も食感も、マイベイクフラワーとリファリーヌでそんなに違いは感じませんでした。
↓断面を見てもほぼ同じ雰囲気。

110429_gopan3.jpg

ただ、何も混ぜないシンプルなパンは比較的安定して焼きあがるのですが、何かミックスしちゃうとまあ、それは残念な物体ができることできること・・・。
数々の失敗を、また後日少しずつご紹介していきたいと思います。

とりあえず現時点で分かったことがあります、

「はちみつはやめておけ!!!!」


posted by 多森 at 03:22| Comment(4) | 試作&実験レポート

2011年01月19日

人参炊飯器ケーキ、微妙に失敗


110119_carotCake1.jpg

人参を使った炊飯器ケーキを思いつきで作りました。
味はよい感じだったのですが、食感がイマイチ。キメも若干ひだ状。
粉砂糖大好きな子供たちは喜んでましたが。

110119_carotCake2.jpg

先週末は、米粉で手打ちパスタを作ってみました。
以前イタリアン教室で「トロフィエ」という、手でこよりを作るようにして作るパスタを習いまして。
先日偶然「知っとこ」だったかな、テレビでそのトロフィエを作っていて、以前習ったことを思いだしまして。
これなら米粉でもいけるのでは!?と思いまして。

米粉にさごやし粉を若干混ぜて、習った感じで作ってみました。
ゆで上げたところまでは、小麦粉で作った時と同じ感じ。
ソースは、カキと枝豆のクリームソース(こちらも米粉で作ったソース)。ソースはかなりの絶品。
ソースと和えてもやばい!見た目おいしそうな感じ!!

でも、これもまた微妙な・・・・・。
「ニョッキ」といえばありかもなあ・・・。
というかんじでした。
白玉団子のクリームソース和え、みたいな。


そんなこんなで、なかなかブログでご紹介できるレシピができず、な今日この頃です。
精進します!!
posted by 多森 at 17:49| Comment(0) | 試作&実験レポート

2010年12月09日

炊飯器米粉パンおすすめ米粉「マイベイクフラワー」


炊飯器米粉パンで大変お世話になっていた「リ・ブラン」が生産終了となり早数カ月。
その後何種類かの米粉を試しておりましたが、なかなかリ・ブランに匹敵する米粉が見つかりませんでした。
片栗粉と水を火にかけて作った「とろみ水」を使えば、パンになる米粉はいくつかあるのですが、
リ・ブランのように、温水のみでふんわりパンになる米粉はなかなかありません。

そんな中、えららんさんのブログで「超美味米粉食パンができる米粉を発見♪」という記事を見つけました。
な、なんと!!!! ということで、さっそく取り寄せてみました。
その名も「マイベイクフラワー」。
りえさんのブログでも、この米粉で炊飯器パン成功とのこと!!


今までその存在は知っておりましたが、野菜種を使うのがマイベイクフラワー専用レシピと思いこんでおり、試しておりませんでした。

さっそく作ってみたところ、えららんさん&りえさん絶賛のとおり、見事に温水のみでふんわりパンができました!
翌日まで室温保存しておいても、固くならず、ふんわりしっとりがキープされていました。
すばらしい。

101208_mybake_240_x2.jpg

写真のものは、米粉250gに対してぬるま湯が240g。
パッケージに発酵は2〜2.5倍とありましたので、発酵は思いきって2合ぴったりのラインまでやってみました。

パッケージには10分混ぜるとか、型に入れる前に20分生地を休ませるとか色々と工程がありましたが、全てスルー。
いつものとおり、ボールに材料全部入れて、ゴムべらで混ぜて。以上で生地作りは終了です。
あでも、いつもは2分くらい混ぜるのですが、一応3分くらいは混ぜたかも。
ここで混ぜれば混ぜるほど、何かよい結果があるのかもしれませんが・・・。

味のほうですが、他の米粉に比べて甘みが強いような気がします。
なので、お砂糖の量は大さじ1ぐらいのほうがよいかもしれません。
水分量ですが、今回240gでホットケーキ生地より微妙に固いくらいでしたが、仕上がりを見るに、もう少し減らしてもよいかも、と思いました。
このあたり、もう少し見極めてベストの分量を出したいと思います。

以前、リ・ブランがなぜふんわりパンになるのか不思議でメーカーに電話して聞いてみたことがあったのですが、その時に、「水だけで粉がつながるから」と教えていただいたことがありました。
(詳しくはこちらこちらのレポをご覧ください)。
マイベイクフラワーに混合されているという「アルファ化した米粉」がその粘性の役割を担っているようなので、同じ実験をしてみました。

マイベイクフラワーと水を混ぜて、しばらく放置。
結果ですが、リ・ブランやとろみ水で混ぜた米粉と同じく分離しないのかと思いきや、予想を外れ、普通に分離しておりました。

ここで分離しなかったら、「米粉パンには分離しない米粉を使えばいい」という法則ができて分かりやすいなあと思ったのですが。甘かったですね。
やっぱり、地道に試作して見極めていくしかなさそうです。

この素晴らしい「マイベイクフラワー」ですが、楽天のプロフーズママの手作りパン屋さんで購入できますし、えららんさん情報によると、チームアレルギーさんで現在キャンペーンされているそうです。

そんなわけで、現状のおすすめ米粉第1位は、この「マイベイクフラワー」となりました。
これから炊飯器米粉パン用に米粉を購入する方がいらっしゃいましたら、是非お試しください。
えららんさん、りえさん、教えていただきありがとうございます!!!
posted by 多森 at 13:57| Comment(2) | 試作&実験レポート

2010年11月26日

リンゲージファームの米粉

「湿式スーパーパウダーミル」という製粉方法が気になり、リンゲージファームという会社の米粉を取り寄せてみました。
粒子の大きさはなんと600メッシュ。そこまで細かいのは聞いたことがなかったので、かなり興味しんしんです。どんな仕上がりになるのでしょう〜!?

まずは基本の米粉パンを、とろみ水ではなく普通の温水で作りました。
吸水量がかなり高いです。
米粉250gに対して、温水250g。
これでもホットケーキ生地より少し固めです。
発酵を2倍までしてしまい、若干ひだ状に仕上がってしまいました。
食感もちょっとねっとり系。
とろみ水のほうがやっぱりよさそうなので、とろみ水で再トライ。

次は、とろみ水260gで生地を作りました。
やはり、生地の固さはホットケーキ生地より固めです。
絞り出しクッキーよりはやわらかめという固さ。
ついうっかり発酵させすぎて、またもやひだ状態になってしまいました。

101124_link_toromi260_x2.jpg

翌日に切ったので、スパっと切れました。
薄くスライスしてラスクにしましたが、ちょっと固めですがおいしくできました。


再び、発酵に細心の注意を払い、リベンジ!
今度はとろみ水を250gにして、しっかり生地を練ってみました。
5分以上は練ったと思います。260gの時と同じくらいの生地の固さになりました。
発酵が1.5倍になったところでケーキ焼きメニュースタート。
なんとか許容範囲の米粉パンができあがりました。

101125_link_toromi250_x15.jpg

完全に冷めてない時に切ったので断面汚くてすいません。
食感は、身が締まった感じのもっちり系です。
ふんわり、というのとは違う感じですが、弾力があって良い感じです。
おすすめ米粉のランキングに充分入るレベルです。
ただ、過発酵には弱いので要注意です。

posted by 多森 at 15:10| Comment(0) | 試作&実験レポート

2010年10月10日

共立食品の新しい「米の粉」でふんわり炊飯器米粉パン、成功!

前々回の記事で、共立食品さんの新しい「米の粉」についてレポートしました。
「おしい!」という結果のレポートだったのですが、今回リベンジいたしました。
さっそく結果を報告したいと思います。

結果は・・・・・。
ふんわりできましたー!!!!

100928_kyoritsu_toromi_up.jpg

こちらの写真は、とろみ水を使って作ったものです。
ほぼ、今までのリ・ブランと同じものができました。

とろみ水って何よ?というあなた。
・・・・説明しよう!!

水400ccと片栗粉小さじ2を鍋に入れ、混ぜながら火にかける。微妙に沸騰したところで火からおろして、人肌に冷めたらできあがり。
→後日色々試しまして、どうも水300ccに片栗粉小さじ2のほうがよさそうです。(10/10加筆)

上の写真のものは「米の粉」250gに対して「とろみ水」240g
→こちらも何度か作ってるうちに、240gでは多いかなと感じてます。とろみ水は現状210gがベストです。(10/10加筆)

発酵は2合の目盛りちょうどのラインでした。
今の季節は涼しいのでセーフでしたが、通常は2合の目盛りの2mm程度下、夏場は1.7倍程度に抑えておいたほうが無難だと思います。
ちなみにこの日の室温は22度。炊飯器の発酵メニューで35分かかりました。


とろみ水を使わず純粋にぬるま湯で作る場合、若干ふんわり感がダウンします。また、水分量と発酵には細心の注意が必要になります。

↓こちらが細心の注意を払って作ったものです。

100928_kyoristu_non_toromi.jpg

米の粉250gに対してぬるま湯は190g。ホットケーキより若干ゆるめの生地です。
前回200gでトロトロでしたので、このたった10gの差はあなどれません。

発酵は1.5倍。
前回2合の2mm下でも過発酵ぎみでしたので、このくらいが理想だと思います。
この日の室温は22度だったので、真夏の暑い日は1.5倍でも過発酵になるかもしれません。室温がめちゃ高い日は1.3倍くらいでいいかも。

というふうに、ノーマルなぬるま湯ではかなり失敗の確率が高くなります。
失敗も少なくふんわり感がアップする、とろみ水で作ることをおすすめします。

リ・ブラン亡き今、現状のおすすめ1位の米粉は、この共立食品さんの「米の粉」になりそうです。



ところで、「リ・ブランD」のほうですが、メーカーに電話で話を聞いたり試作したりしていますが、希望的な答えは今のところ出そうにありません・・・。
もう少しだけ、色々試してみます。
現状は、炊飯器パンにはおすすめできる米粉ではありませんので、炊飯器パン用に購入しようと思う方がいらっしゃいましたら、今のところはやめておいたほうがよいかと思います。

posted by 多森 at 00:00| Comment(4) | 試作&実験レポート

2010年09月23日

「リ・ブランD」で炊飯器米粉パンはできるか?〜第1弾

炊飯器米粉パンといえば「リ・ブラン」!
米粉といえば「リ・ブラン」!!
ホームベーカリーでもノングルテンで米粉パンが作れちゃうよ「リ・ブラン」!
ケーキだってふわふわだよ「リ・ブラン」!

ということで、これまでどれだけの方がお世話になったか分からない「リ・ブラン」&「エンパウダーはつ雪」ですが。
どうも、やはり、生産が終わったということで・・・・。

涙なくしては語れない状況になってきました。

加藤粉体技術研究所さん、どうして???
泣くしかない状況でしたが、リ・ブランは作らなくなったけど新しく「リ・ブランD」という米粉を製造してると!?
もしや、まさか、さらなる上を行く米粉なのでは!!???
リ・ブランの進化系?

かすかな期待を胸に、さっそく購入し、炊飯器米粉パンができるかどうか試してみました。

生地をいつものように作ろうとしたところ、ものすごい吸水量です。
水分を入れても入れても・・・、固い!

とうとう、米粉250gに対して水分量360gという、今まで試作してきた米粉史上最高の水分量の生地になりました。
それだけ入れても、ようやく固めのカスタードクリームのような固さ。

嫌な予感がしましたが、そのまま発酵を2倍弱させて焼いてみました。
結果がこれ↓

100923_ribranD_pan.jpg

がーーーーーーん。
出たー! ねっとりべっとり!!!
かろうじてふくらんではいますが・・・。
これだけの水分量なら当たり前といえば当たり前ですが。

水分量減らして、発酵ももう少し控えめにしたらまだましになるかもしれないのですが・・・。
うーーーーん。
でも、あきらめるのはまだ早い。
ダメは承知で、またリベンジしてみます。

ちなみに、バター、卵、アーモンドプードル、とアレルゲン満載のクッキーはおいしくできました。あたりまえですが。

100923_ribran_cookie.jpg
posted by 多森 at 15:55| Comment(6) | 試作&実験レポート

2010年09月22日

共立食品の新しい「米の粉」

共立食品さんが、リ・ブランの扱いを先月で終了。
今月から新しい「米の粉」という商品に切り替わりました。
・・・という悲しいニュースは皆様ご存じのことかと思われますが・・・。

新しいこの「米の粉」で、炊飯器米粉パンができるかどうか!?
さっそくやってみました。

100922_kyoritsu_komeko.jpg

できることはできます。
でも・・・・でも・・・・。リブランのようなまるで食パン!という仕上がりではありませんでした。
おしい!!!!
許容範囲内ではありますが・・・でも、リブランの仕上がりを体験している方には、物足りないと思います。

今回、米粉250gに対して水分量は200g。それでも生地はトロトロでした。溶かしたチョコレートくらいの固さです。
もうちょっと水分量は少なめのほうがよさそうです。
水分量と発酵の調整でもう少し改善されそうなので、ベストな水分量を出したいと思います。

ちなみに、この米粉、とろみ水ならうまくできそうな予感です。
吸水量や仕上がりの雰囲気から、もしかしたら
福盛シトギ2号とか、富沢商店さんの製菓用米粉と同じものでは?という気がします。ただの感ですが。

とろみ水での作り方や、福盛シトギ2号&富沢商店さんの製菓用米粉の情報については、米粉おすすめランキングページをご覧ください。
posted by 多森 at 12:22| Comment(5) | 試作&実験レポート

2010年04月27日

塩の値段の差は味を左右するのか?

塩の値段って雲泥の差があります。この値段の差、炊飯器米粉パンの味を左右するものでしょうか!?

実際に作って食べ比べてみました。
使った塩はこちら↓

100427_salt.jpg

左:112円/1kg。
  どのスーパーにも置いてあるよくあるやつ。
右:630円/250g。
  粟国島ってとこでなんかすごく手間暇かけて作ってるやつ。

100g換算すると、左が11.2円、右が252円。その差、22.5倍!!

全く同じ分量同じ工程で、塩だけを替えて2つのパンを作りました。
見た目、食感は予想通り同じ。
さて味は・・・・・。




ん?  んんん・・・・・????




すいません、差が分かりませんでした。

舌が敏感な幼児なら味の違いが分かるかも、と思い、子供たちに食べ比べてもらいました。
結果、4歳息子がおいしいと言ったのは安い塩のほう。2歳娘がおいしいと言ったのは高い塩のほうでした。
たぶん、どっちもどっちだったんではないかと・・・。

舌が敏感な方には差は分かるのかもしれません。
でも、私には分かりませんでした。

ちなみに、塩だけをなめてみたら、高い塩はにがりの味がしてちょっとマイルドな感じ。安い塩はダイレクトに「塩でーす!!」という感じの味でした。

パンにするぶんには、私としてはどっちでもいいかな〜なんて思いました。
でもなんとなく、自然塩を使ったほうが体によいのかな、という気分的な理由で、そこまで高くないけどなんとなく自然塩っぽいやつをパンには使っております。
posted by 多森 at 17:16| Comment(0) | 試作&実験レポート

2010年04月18日

ホームベーカリーで焼いたらどうなるか

「レシピの生地をホームベーカリーで焼いたらパンが作れますか?」

という質問を時々いただいていまして、やってみなくては、と思いつつなかなかやっておらず・・・。ご質問くださったみなさま、今まですいませんでした。
やっとテストしてみました。

基本の炊飯器米粉パンの生地(リ・ブラン使用。分量もそのまま)を通常通りボールで作って、その生地をホームベーカリーに入れ、「早焼きコース」で焼きました。
結果は・・・

100418_HB_test.jpg

炊飯器パンとあまり食感も変わらないものが、あっさりできてしまいました。
普通においしいです。
ナショナルのちょっと古い機種で、米粉コースなどないのですが、ちゃんとできるんですね〜。
これなら四角いサンドイッチも可能!

もしかしたら、暑い夏場なんかは過発酵とかあるかもしれませんが、今の季節なら問題なさそうです。

これをやって思ったのは、波里さんのパン用米粉がどんだけ膨らむかってことです。
リ・ブランと波里米粉との膨らみの差はすごいです。
同じ米粉といっても、これだけの差が出るとは。
ふんわり感は波里が上、味はリ・ブランのほうが私的には好みでした。
posted by 多森 at 02:09| Comment(10) | 試作&実験レポート

2010年02月25日

波里の 「お米の粉で作ったミックス粉 パン用」 試作レポート

100225_namisato_x2_230cc.jpg

更新がずいぶんと滞っておりました。申し訳ありません。
引っ越しや何やらでバタバタとしておりました。やっと落ち着きました。

さっそくですが、(株)波里の「お米の粉で作ったミックス粉 パン用」。
出ました! いよいよ「リ・ブラン」に引けを取らない米粉が出てまいりました。とはいうものの、こちらは増粘剤など添加物が入っております。そのおかげで食感が・・・・まるで小麦のパンです。
もしかして、サンヨーの小麦ゼロミックスも、同じような感じなのでしょうか?

100225_namisato_hole.jpgただ、“炊飯器で作る場合”にリブランに負けている点が、

「空洞ができる」

という点です。写真のような感じです。水分量と発酵具合によっては、この穴がもっと「どでかく」なったりもします。
空洞と添加物がたいして気にならない!という方には、かなりおすすめの米粉です。リブランをしのぐほどの小麦に近い食感なので。



100225_namisato_270cc.jpg【水分量が多すぎる場合】
水分量が多ければ空洞が回避されるかと思い、がっつり水分量270gでやってみた。生地はホットケーキの生地よりゆるい感じ。
→やっぱり水分量多すぎた。食感もよくない。中華まんのような感じ。通常の水分量で作ると空洞は偏ってどこかにボコっていう出方をするけど、この場合はまんべんなく出現。

100225_namisato_270g_slice.jpg横にスライスするとこんな感じ。


100225_namisato_x15_220cc.jpg【発酵不足の場合】
水分量220g。生地はスライムのような固さ。
空洞を回避するために発酵を1.5倍程度に抑えた。ケーキ焼きモードで40分炊飯。
→発酵不足で目が詰まった感じ。焼き40分ではちょっと生っぽいか?水分量ももちょっとだけ足したほうがよさそう。


100225_namisato_x2_230cc.jpg【現状のベスト】
水分量230g。生地は絞り出しクッキーとホットケーキ生地の中間くらいの固さ。約2倍まで発酵。ケーキ焼きモードで50分炊飯。
→水分量はこれが一番良かった。空洞も比較的小さめだった。発酵がもうちょっと進むと空洞はもっとでかくなったと思う。焼きもいつもより10分多めにしたのは正解だった。


ちなみに、ホームベーカリーでも焼いてみました。パッケージに記載されていたレシピどおりにやってみました。うちのホームベーカリーは2004年製のナショナルです。早焼きモード使用。

100225_namisato_HB.jpg 100225_namisato_HB_slice.jpg

しっかり冷めてない時にスライスしたのでちょっと形が崩れてますが、炊飯器よりやっぱり仕上がりは良いです。
材料入れてほったらかしでいいし、おいしいし。さすがホームベーカリー向きの米粉ですね〜。

オーブンでも焼いてみました。
プリンカップに生地を流して焼いたものです。

100225_namisato_petit.jpg

いや〜。ふわふわパンっすよ。小麦入ってなくてこれってすごいですよね。周りもカチカチなんてことなく、サクッとしてて。
パンですよ、パン。


リ・ブランとの膨らみの比較をしたかったので、ホットケーキを作って比較してみました。
材料は、米粉、豆乳、砂糖、塩、菜種油、バニラオイル。両方同じ配合で作っています。

100225_namisato_pancake.jpg

若干膨らんでるほうが波里の米粉です。やっぱり膨らみ度は上でしたね〜。とはいえ、食感の違いはあまり感じませんでした。


波里さんのこの米粉は、ウェブで入手しました。
キャンペーン中とのことで、10袋買うと送料&代引き手数料無料でした。
キャンペーン、ずっと続きますように。
http://www.namisato.co.jp/blog/2009/07/webshop.html

■2010/4/18 追記
ケンコーコムさんでも購入できます。しかも1袋298円!

posted by 多森 at 13:59| Comment(23) | 試作&実験レポート

【多森サクミの著書】

増補改訂版としてリニューアル!
炊飯器はもちろんオーブンやフライパンでも焼けます



オール発酵なしの米粉パン!


小麦・卵・乳製品なしのパウンドケーキがいっぱい!


フライパンでパンもおやつも!


⇒ その他の多森の著書